0120-634-436
営業時間10:00~17:30(日・祝は休み)

お問い合わせ

犬のトイレのしつけのやりかたは?成犬の場合や、失敗してしまう原因についても解説!

犬をお迎えする場合、人間との社会生活を送るために必要になってくるのがしつけです。
その中でも、トイレのしつけは最も重要なしつけのひとつ。
この記事では、犬のトイレのしつけの必要性や、トイレの選び方、トイレトレーニング方法などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

犬のトイレのしつけは何故必要?

犬をお迎えする際、さまざまなしつけをしていく必要がありますが、トイレのしつけは最も重要なしつけのひとつです。そもそも犬は一か所で排泄する性質はありません。そのため、室内の特定の場所できちんと排泄してもらうためには訓練が必要になってきます。

もし家の中のいたるところで排泄されてしまうと、それだけで室内の掃除が大変ですし、悪臭も漂ってしまいます。きちんとトイレのしつけができていれば、そのような心配はないですし、ドックランやドックカフェ、一緒に旅行にもでかけやすくなります。

外でしかしないという場合、部屋を汚される心配は無いかもしれませんが、台風のような悪天候の日でも外に行かなければなりませんし、愛犬が歳をとり、介護が必要になったときに室内で排泄をしてくれず、困ってしまいます。

このように、室内の決まった場所でトイレができるようになることは、飼い主にとっても愛犬にとっても非常に大切なことになってきます。

 

犬のトイレはどんなものが良い?

はじめて犬をお迎えした場合、一言に「トイレ」といってもペットショップには色々なものがあり、迷ってしまうと思います。犬のトイレの場合、トイレ用シートと、それを敷くためのトレーが必要になってきます。それぞれ選び方をご紹介していくので、トイレ選びの参考にしてみてください。

 

トイレのトレーの選び方

犬のトイレトレーを選ぶ際に重要になってくるのは大きさです。小さいトレーを使用すると、はみ出してしまったり、失敗の原因につながります。目安としては、トレーの上でくるくると回れるぐらいが理想です。犬種によって大きさも異なってきますので、ご自身の愛犬にあった大きさのトレーを選ぶようにしましょう。

 

トイレのシートの選び方

もしお迎えしたのが子犬の場合、トレーにはめて使用する場合はぴったりサイズの方が良いと思いますが、トレーにはめず、シートのみで利用する際には何枚か広げた状態の方が便利かと思います。

※ワンちゃんは足の裏の感覚でトイレシートを覚えると言われていますので、初めのころはトイレシーツのみで利用する方が覚えやすくなります。しかし、子犬は何でも興味津々でシートをかじったり食べてしまうこともあるので、その場合はトレーにはめるなど工夫が必要です。

子犬は成犬に比べて排泄の回数が多く、1回の量もそれほど多くないので、複数枚敷くことで排泄された場所だけ部分的に取り替えることができるので、大きなシートを1枚まるっと取り替えるよりも経済的です。成犬をお迎えした場合は、犬種やトレーの大きさにあったシートで問題ありません。

シートの種類も経済的な薄型から、長時間利用可能な厚型までありますので、こまめに取り替えてあげられる場合は薄型、お仕事などで長時間外出している場合は厚型などを選んであげましょう。

 

設置場所はどんなところがいい?

愛犬のトイレを置く場所でおすすめなのは、リビングや洗面所など家族にとってトイレが目に付きやすい室内がおすすめです。すぐ排泄したことに気づきいつでも健康状態を確認できますし、失敗してしまったり、なにか問題が起こってもすぐに対処でき清潔に保つことができます。

また、室内でトイレのしつけをおこなうことで、将来排泄のために外出する必要もなく、病気やシニアの介護時にも安心です。トレーニング中の子犬の時期はサークル内にトイレを設置している家庭もありますが、自分の寝床の近くにトイレがあるのを嫌がる犬も多くいます。トイレトレーニングが終わっている場合、衛生面からもサークルや寝床から離れた場所にトイレを設置するのがベターです。

 

犬のトイレのしつけを始めるのはいつが良い?

トイレのしつけを始める時期ですが、トイレトレーニングは犬をお迎えしたその日から開始することをオススメします。排泄は生理現象で我慢できないことも多く、お迎え直後に粗相をしてしまう場合も多いです。

そのため、お迎えしてからトイレトレーやシートを準備するのでは無く、お迎え前に子犬の場合はトレーニング用のシートを敷き詰めたサークルなど、トイレトレーニングが済んでいる成犬の場合はシートを敷いたトレーを事前に設置しておきましょう。また、緊張して逆にトイレを我慢してしまう場合もありますので、その場合はまず環境に慣れるのを優先にしてあげてください。

 

犬のトイレのしつけの手順は?

犬のトイレのしつけの手順ですが、飼い主が愛犬の排泄のタイミングを知るところから始まります。排泄のタイミングがきたらトイレに誘導し、排泄をするように促してあげましょう。以下でそれぞれの手順についてご説明します。

 

排泄のタイミングを知ることが大切!

まず、犬のトイレのしつけに大切なのは、飼い主が愛犬の排泄のタイミングを知ることが大切です。したくない時にいくらトイレに連れて行っても排泄してくれませんし、トレーニングにはなりません。また、タイミングを見極めれば、愛犬が粗相をしてしまうことも減ります。タイミングをみて、適切に飼い主が誘導し、トイレでの排泄を成功させてあげるようにトレーニングを進めてあげましょう。

 

犬が排泄しやすいタイミングとは?

犬が排泄しやすいタイミングですが

  • ●寝起き
  • ●遊びのあと
  • ●食事を済ませたあと
  • ●興奮したあと

このような時が犬が排泄しやすいタイミングになります。排泄しやすいタイミングで、犬をトイレに誘導するようにしましょう。また、子犬の場合は排泄の回数が多く、「食事の後にトイレを済ませたから大丈夫」などと思わず、1時間に1回ぐらいは様子を観察してこまめにトイレに連れていき、排泄を促すようにしてあげましょう。さらに、遊んだり興奮している最中にも排泄してしまうことがあるので、遊んでいる途中も10〜15分に1回はこまめにトイレに連れて行ってあげましょう。

 

犬が排泄をしようとしているサインは?

犬が排泄をしやすいタイミングの他、排泄をしようとしているサインを覚えることで、トイレの失敗を防ぎ、トイレを成功させることができます。

具体的な犬が排泄をしようとしているサインですが

  • ●落ち着きがなくそわそわし始める
  • ●床のにおいを嗅ぎながらうろうろし始める

このような仕草をしていたら、犬が排泄をしたがっているサインなので、トイレに誘導してあげましょう。また、散歩デビューした際、外で排泄するのを覚えてしまうと、室内のトイレを使用しなくなる場合が多くあります。そうすると、室内で排泄する習慣が身につかなくなってしまいますので、排泄をしやすいタイミングや排泄をしたがっているサインを見極め、室内のトイレで排泄してから散歩に出かけるようにしましょう。

 

手順① トイレに連れて行く

上記のような、排泄をしやすいタイミングや、排泄をしようとしているサインを見たら、サークルで覆ったトイレ(最初はサークル内にペットシーツを敷き詰めているものでもOK)に誘導します。サークルに入ってくれたら、排泄が済むまで扉は閉めておきましょう。

手順② 排泄とともに掛け声をかける

サークル内に犬を入れたら、排泄が済むまで待ちます。トイレのしつけを覚えると、「ワン・ツー」の掛け声などで排泄ができるようになるので、サークル内で排泄をし始めたら「ワン・ツー、ワン・ツー」などと声をかけてあげましょう。

手順③ 褒めてあげる

排泄ができたら、できたことに対し、サークル内でおもいっきり犬を褒めてあげましょう。おやつなどのご褒美をあげるのも効果的です。「トイレで排泄ができる=褒められるいいこと」として、犬に覚えさせてあげましょう。

手順④ サークルから出す

一通り褒めたら、犬をサークルから出してあげましょう。トイレ用のシートは早めに交換しておきましょう。この手順①〜④を、トイレのたびに繰り返してください。しばらくして、排泄をしたいタイミングでサークル内のトイレに自分から入って排泄をするようになったら、サークルを外してあげましょう。

 

犬のトイレのしつけが上手くできない・失敗してしまう場合はどうしたらいい?

犬のトイレのしつけを成功させるコツは、成功体験を増やし、嬉しい(褒められる)行為だと覚えさせることです。そのため、トイレを失敗してしまっても叱るのはNG行為です。叱られることで犬が萎縮してしまい、トイレを我慢したり、飼い主に見えないところでこっそり排泄を行ってしまう場合があります。叱らなくても騒いでしまうと「飼い主がかまってくれる」と勘違いしてしまいます。そのため、もし犬が粗相をしてしまったら、叱らずに静かに始末をしましょう。匂いを残すと、再度同じ場所に排泄されてしまうこともあるので、ペット用の消臭スプレーなどを利用して、匂いも残らないように後片付けをしてください。

また、失敗経験を少なくするために、上記で紹介したタイミングやサインを見極め、排泄をしたいタイミングでトイレに誘導してあげるようにしてください。そして、せっかくトイレを成功しても、褒めてくれなければトイレトレーニングは成功しません。なかなか上手くいかないからといって諦めずに、根気よくしつけを続け、成功した際は必ず犬を褒めてあげてください。

 

成犬でもトイレのしつけは可能?

成犬からでもトイレのしつけは可能です。ですが、犬が社会のルールや社会行動を身につける社会化の期間は生後3週齢(21日)から生後12週齢(84日)前後と言われています。この間に、トイレのしつけ以外にも、さまざまなしつけや、人間に慣れさせる、生活音や外部からの刺激に慣れさせることが、しつけを成功させるカギになってきます。逆に言うと、この頃に学んだことを覆すのはとても根気がいること言うことです。

社会化の期間に「どこでも排泄OK」「排泄は外でのみ」と覚えてしまっていると、かなり長い期間をかけてしつけし直す必要がでてきます。ですが、しっかり愛犬と向き合って、正しいしつけの方法で根気よく続ければ、必ずトイレのしつけはできますので焦らずに頑張っていきましょう。

 

まとめ

今回は、犬のトイレのしつけの必要性や、トイレの選びかた、しつけのやりかたなどをご紹介してきました。

トイレのしつけがきちんとできれば、愛犬の体調が悪いときや、荒天時に排泄のためだけに外に散歩に行かなくてもすみますし、一緒にカフェや旅行なども気兼ねなく楽しむことができるようになります。また、ドッグフード工房ではトレーニングの際にご褒美として使用する無添加のおやつも取り揃えておりますので、ぜひご検討ください。

ドッグフード工房公式通販サイトはこちら

この記事があなたと愛犬の楽しい毎日のサポートに役立てていただければ幸いです。